春色の汽車

春色の汽車に乗って海に連れていってよ。。。

令和になって尚、高校生でも口ずさめる名曲。赤いスイトピー。

歌詞の冒頭に登場する「春色の汽車」って何色なんだろう。

若い世代の聴く歌謡曲(JPOP)が自作自演のいわゆるシンガーソングライターの曲が主流になって久しい。

アイドルや俳優の歌う楽曲も旬のシンガーソングライターが提供することも多い。

JPOPを舞台に作詞家、作曲家として、特に作詞家といて生きていくには厳しい時代だ。

でもね、やっぱいいよね。春色の汽車。


何でもかんでも「切ない」なんて言葉で括ったり、日記やブログのように想像の余地がないくらい細かくディテールを書いたり(着信がどうとか、メールがどうとか、どこで会って何を話したとか)

どうも自分には窮屈だ。

春色の汽車。いいじゃん、聴いた人それぞれがそれぞれの色を想像できる。

菜の花の色だったり、桜色だたり、春霞の先の空色だったり。

以前、赤いスイトピーの作曲者でもあるユーミンさんの「卒業写真」を10代の生徒さんと取り組んだことがある。

彼女たちは真顔で言うのです。

「あなたは時々遠くで叱って」って、遠くからじゃ聞こえないじゃんね!っと。

若い世代の読解力がなくなったと新年早々ニュースで見てその時のことを思い出した。

漫画のように、自分の頭の上に・・・・・・(てんてんてんてん)

と・がいくつも浮かんだ。

レッスンに通わなくても音程の取り方やブレスの仕方、声の出し方なんかを丁寧に解説した動画が、検索すれば物凄い数ヒットする時代。

空の色と風の音はスクールの名の通り、その先の色や匂い、温度感、そんなものを歌える人を目と目を合わせ、リアルに勉強していきたいと思う今日この頃。

ちょっと書き記しておこう。




空の色と風の音

新宿から地下鉄丸ノ内線に揺られて8分。(直通の場合)中野富士見町駅から徒歩4分。 都心とは思えない静かな街にある、ちょっと変わった名前の 小さなミュージックスクールのホームページです。

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