春色の汽車
春色の汽車に乗って海に連れていってよ。。。
令和になって尚、高校生でも口ずさめる名曲。赤いスイトピー。
歌詞の冒頭に登場する「春色の汽車」って何色なんだろう。
若い世代の聴く歌謡曲(JPOP)が自作自演のいわゆるシンガーソングライターの曲が主流になって久しい。
アイドルや俳優の歌う楽曲も旬のシンガーソングライターが提供することも多い。
JPOPを舞台に作詞家、作曲家として、特に作詞家といて生きていくには厳しい時代だ。
でもね、やっぱいいよね。春色の汽車。
何でもかんでも「切ない」なんて言葉で括ったり、日記やブログのように想像の余地がないくらい細かくディテールを書いたり(着信がどうとか、メールがどうとか、どこで会って何を話したとか)
どうも自分には窮屈だ。
春色の汽車。いいじゃん、聴いた人それぞれがそれぞれの色を想像できる。
菜の花の色だったり、桜色だたり、春霞の先の空色だったり。
以前、赤いスイトピーの作曲者でもあるユーミンさんの「卒業写真」を10代の生徒さんと取り組んだことがある。
彼女たちは真顔で言うのです。
「あなたは時々遠くで叱って」って、遠くからじゃ聞こえないじゃんね!っと。
若い世代の読解力がなくなったと新年早々ニュースで見てその時のことを思い出した。
漫画のように、自分の頭の上に・・・・・・(てんてんてんてん)
と・がいくつも浮かんだ。
レッスンに通わなくても音程の取り方やブレスの仕方、声の出し方なんかを丁寧に解説した動画が、検索すれば物凄い数ヒットする時代。
空の色と風の音はスクールの名の通り、その先の色や匂い、温度感、そんなものを歌える人を目と目を合わせ、リアルに勉強していきたいと思う今日この頃。
ちょっと書き記しておこう。
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