隣の神さま
うちのスクールの入っているビルは、三階建てのマンション。二階と三階に住居、下に三店舗。真ん中がうちで、それぞれ左右に印刷屋さんと小料理屋の糸遊さんがある。
賃貸契約をしてまだ2週間足らず。
そうは思えないけど(笑)
昼間別の学校のレッスンがあるので、朝、校長の散歩の途中スクールに寄って仕事。
帰宅して仕事に向かい、帰宅して校長の散歩。
またそのままスクールへ。
作業は山ほどあるからついつい12時近くまてまいるんだけど、減るよね。お腹。
隣の糸遊ママからこの前の夜、これ牛丼だけど余ったから食べて!っとタッパもらう。
帰宅して開けると、牛丼ではなく、僕の大好きなお店の看板メニュー、肉どうふ!
まかない余ったから、みたいなノリで下さる心遣い。
綺麗に洗ってお菓子を詰めて返す。
今夜も残業。スクール内が出来上がってくると店頭のショップカードがどんどんなくなるから新しいもの作ったり、請求書、領収書、スクール会員証やスタンプカードなど、今日は紙モノをデザイン。
隣のお店のドアが開くたび、お客さんたちがうちをのぞいて声をかけてくれる。
校長もその度に嬉しそうに玄関に向かう。
11時過ぎにお店を閉めたママが来た。
これ、余っちゃったから…
それは、肉どうふと同じくらい僕が好きなママのからーーーいカレー。
受け取ると、一言、うちには何もいらないからね!こんどなんか持って来たらもう何も食べさせないよ!
神さまは隣のお店にいました。
そしてこんな時間まで仕事に付き合ってくれる神さまが足元にも。
明日もいい日でありますように。
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